中小企業診断士の経営支援とは?神奈川県を中心に首都圏エリアで活動している、上田中小企業診断士事務所の具体的な支援の概要を、徹底解説します!
売上や利益を増やして経営をより良くしていきたい。
でも、中小企業診断士や経営コンサルタントって、いったい何をしてくれるのか、よくわからないですよね?
こんにちは!
2007年に神奈川県で開業し、十数年もの間、たくさんの中小企業の経営を支援してきた、中小企業診断士の上田です!
売上が好調な企業でも、売上をもう少し頑張りたい企業でも、利益を増加させて経営をレベルアップさせていきたいという思いは全ての企業に共通です。
営業強化やマーケティング強化など、外へ向けた活動を強化したり、生産効率や人時生産性の向上といった業務改善など、内部の活動を改善したり、利益向上のための手法は様々です。
そのような改善活動の効果を、今まで行ってきた以上に高めるためには、専門の中小企業診断士をパートナーに選んで活用するのが一番です。
ただ、中小企業診断士や経営コンサルタントってなんだか胡散臭い、一体何をしてくれるのかがわからない、といった不明点が多いのも事実です。
というわけで、このページでは、上田中小企業診断士事務所の経営支援の概要をわかりやすく具体的に徹底解説していきます。
経営支援の流れや経営支援の事例などを一挙に紹介!
この記事を見てもらえれば、上田中小企業診断士事務所の経営改善支援によって、あなたの会社が良くなっていく姿が見えてくるはずです。
それではまいりましょう!
STEP1. 事業調査(事業DD)
経営支援の話をしていく前に、まずはあなたに確認です。
あなたは、自分の会社が置かれた環境や、自分の会社の持っている強みや弱みをしっかりと説明することができますか?
上田中小企業診断士事務所では、未来へ向かって経営をより良くしていくために、未来へ向かうための土台となる現状の分析をしっかり行うことをモットーとしています。
先ほどの質問に対して、「いや、そんなことは、自分の会社のことだし、十分にわかっている」と思われている経営者の方もいるかもしれません。
でも、自分のことは意外に自分たちでは気づかないことが多いことも事実です。
これは、今まで数百社の中小企業を支援してきた中小企業診断士として感じている実感です。
中小企業診断士を活用して、現状をしっかりと正確に捉えることで、より良い未来へ向かうための「課題」も見えてくるのです。
この「課題」をしっかりと設定することができるかどうかは、現状分析=事業調査にかかってきます。
事業調査では、数々の経営支援を行ってきた中小企業診断士の視点で、御社の内部環境と、御社を取り巻く外部環境を、プラス面とマイナス面の両面から整理していくことになります。
内部環境の調査では、ヒト、モノ、カネ、情報といった経営資源が効果的・効率的に活用できているのか、顧客別の売上・利益はどうなっているのか、商品別の販売状況や売上状況はどのようになっているのか、事業別の利益貢献はどうなっているのか、営業活動や生産活動や調達活動などは効果的に行われているのか、人材育成や人材教育などは整備できているのか、などの現状を整理していきます。
外部環境の調査では、御社を取り巻くマクロ環境の変化はどのようになっているのか、これからどのようになっていくのか、競合の状況はどのようになっているのか、これからどのようになる可能性があるのか、顧客の意識の変化はどのようになっているのか、などの状況を整理していきます。
中小企業診断士が、これら内部環境と外部環境をきちんと整理したうえで、御社がどのように経営の舵取りをしていくことが最適なのかという経営戦略の方向性を検討していきます。
もちろん、コンサルタントからの押し付けではなく、経営者の方と一緒に経営戦略の最適解を探していくことになりますので、ご安心を。
そして、将来へ向けた経営戦略の方向性を推進していくにあたり、何が課題になるのかを浮かび上がらせて、その課題解決のための策を考えていくことになります。
【中小企業診断士による事業調査の事例①】
ここで、上田中小企業診断士事務所が行った、実際の事業調査の事例をいくつか紹介しましょう。
まず、製造業向けの材料や部品などを卸している神奈川県よりの東京都にある材料商社の中小企業の事例です。
この中小企業は、メイン事業である商社事業の他に、自社内での部品の製造事業、部品の検査を行う事業、製品の開発を行う事業、小売店へ商品を卸す事業を展開しており、合計5つの事業を行っていました。
5つの事業は、それぞれに取り巻く環境が違い、課題も異なっているのですが、企業全体としての大きな課題が事業調査によって浮かび上がってきました。
それは、それぞれの事業がシナジー効果を生み出せていなかったことです。
せっかく複数の事業を行っており、それぞれの経路から様々な顧客を獲得しているにも関わらず、それを横展開して売上・利益を向上させることができていなかったのです。
きちんと事業調査を行うまでは、その課題を認識することができていませんでした。
中小企業診断士の視点で、調査・分析することで、経営者が気づかなかった経営課題を明確にして、経営者の方と共有することができました。
【中小企業診断士による事業調査の事例②】
上田中小企業診断士事務所の事業調査の事例の2つ目は、神奈川県の県央エリアにある飲食店を経営している中小企業の事例です。
この神奈川県の中小企業では、焼き鳥を中心にしながら、さまざまな居酒屋メニューを提供し、夜時間帯で売上を上げることで経営を行っていました。
メインである焼き鳥はもちろん、神奈川県の特産物を使った一品料理にも自信を持って来店客に提供していましたが、事業調査によって、今まで見えていなかった課題が見えてきました。
商品別の売上を分析している時に見つかった課題は、ドリンクの比率が低く上手く利益をプラスオンさせることが出来ていなかったことです。
また、人気商品の売上が徐々に低下しているという発見もありました。
経営者の方は、日々の業務の中で、何となく感じていた部分もあったようですが、正確に課題を掴んでいるわけではなかったため、特に対策を取る必要があるという認識にはいたっていませんでした。
中小企業診断士としての課題抽出によって、経営者に気づきを与えることができた事例です。
【中小企業診断士による事業調査事例③】
3つ目の事例は、神奈川県から少し離れた栃木県にある陶器製造業の中小企業の事例です。
栃木県の企業でもご支援可能ですので、栃木県、茨城県、群馬県、静岡県などの会社の方もお気軽にお問い合わせくださいね。
この中小企業は、自社で製造した陶器を卸売業や小売業といった各種の販路へ販売することによって売上を立てていました。
売上をさらに拡大していくためには、何に取り組んでいく必要があるのかという問題意識の中で、事業調査を行うことになりました。
さまざまな分析を行う中で、この企業では営業活動に課題があることが見えてきました。
自社製品を販売していくためには営業力が重要になりますが、営業活動の状態を記録して見える化したところ、目標とする売上に見合うだけの十分な営業行動をとることができていないことが見えてきたのです。
ただ単に、営業をもっと頑張らないといけないとハッパをかけるだけだった経営者が、課題が見える化されたことによって、具体的な打ち手を考えるきっかけに事業調査がなりました。
STEP2. 事業戦略構築
事業調査によって課題が明確になったら、その課題を解決して、企業をさらに良い状態にしていくための事業戦略を構築していくことになります。
事業戦略とは、「誰に、何を、どのように」提供していくことでビジネスを成立させるのかを決めることです。
どの顧客をメインターゲットにして、どの製品に注力して、競合社と差別化された方法で提供していくのか。
中小企業診断士の視点で、その戦略をしっかりと練り込んでいきます。
人間に与えられた時間は1日24時間と限られています。
その限られた時間の中で、何を選択して、何に注力してい取り組んでいくのかを決める戦略構築は、企業のさらなる発展のためには欠かせません。
上田中小企業診断士事務所の強みの一つは、事業調査から導き出される課題を解決する、的確な事業戦略を構築していくことにあります。
事業戦略を構築していくときのポイントは、自社の強みをどれだけ活かすことができるか。
そして、顧客のニーズをしっかりとつかまえることができるかどうかです。
特に、顧客目線で、顧客ニーズの獲得を考えていくことは非常に重要です。
中小企業診断士として、数々の中小企業を支援してきて実感していることは、経営者の方が顧客目線で思考することは、意外に難しく、顧客目線の思考をきちんとできる経営者は数少ないということです。
もちろん、大部分の経営者の方が顧客目線が重要と考えています。
ただ、顧客のためにと言いつつ、実際は顧客目線ではなく自社目線で思考してしまうのが、経営者の性なのでは、と思ってしまうほどです。
だから、事業戦略構築でも中小企業診断士を活用することが効いてくるのです。
骨太の事業戦略を組み立てることができれば、経営者と従業員の目線がしっかりと揃って、全社一丸となって企業をより良くするために進んでいくことができるようになるので、大きなウネリを生むことができます。
【中小企業診断士による事業戦略構築事例①】
神奈川県の湘南エリアにあるイベント関係の装飾業をメイン事業としている中小企業が、事業戦略構築事例の1つ目です。
この神奈川県の中小企業では、イベント関係の装飾業以外に、装飾品の店舗販売、ネット販売、出張販売なども行っていました。
事業調査によって装飾品の販売は利益が少ない、もしくは利益が出ていないことが判明したので、中小企業診断士としての知見を活かし、経営資源をイベント関係の装飾業に集中特化していく戦略方針を立てました。
その上で、神奈川県にある冠婚葬祭系のイベントを行う企業をメインターゲットに設定し、海外から仕入れている装飾品を、長年の実績によって蓄積された装飾技術を新規客にも伝えやすくする営業ツールを開発することによって販売強化していく事業戦略を組み立てました。
また、その戦略に則ってホームページも改訂し、ホームページ経由の受注増加も狙っていくことにしました。
事業戦略が明確になったことで、集中して取り組むべきことが明確になり、何に取り組めばいいのかというモヤモヤ感がなくなって、経営者の方も納得感を持って事業に取り組めるようになりました。
【中小企業診断士による事業戦略構築事例②】
神奈川県の湘南エリアにある酒小売業の中小企業の事例が、事業戦略構築事例の2つ目です。
この神奈川県の中小企業は、一般消費者ではなく神奈川県の飲食店などの事業所に酒類を販売している事業所ですが、売上が減少傾向にあったため、売上を増加させることができる事業戦略を構築する必要がありました。
事業調査の結果、得意先のエリアや業種によって、売上の増減に差があることが見えてきました。
そこで、注力すべきエリアや業種を設定して、そこを徹底的に掘り起こしていく事業戦略を構築しました。
また、その事業戦略を推進していくために、自社の強みの磨き上げや、配送効率のアップなどへの取り組み方法も組み立てていきました。
お酒離れが進む市場において、どのような戦略をとればよいか迷われていた経営者の方が、中小企業診断士の戦略構築によって、力強く行動できるようになりました。
【中小企業診断士による事業戦略構築事例③】
神奈川県の西湘エリアにある服飾販売の中小企業が、事業戦略構築事例の3つ目です。
この神奈川県の中小企業は、ネット販売を中心とした事業を他社よりも先駆けて展開したので、先行優位を保っていました。
しかし、ネット内の競合が増えてくるなかで優位性が薄れ同質化もおきてきて、今後の戦略をどのようにすればよいかを迷われていました。
そこで、自社のブランディングを進めていくことを事業戦略の柱に立てました。
ブランディングとは自社ブランドの価値を高めていくための活動です。
ブランドの個性やアイデンティティを明確にして、他社と差別化しながら、自社ブランドの魅力を高めていくことを徹底して行いました。
ブランディングを行うことができる中小企業診断士というところが、上田中小企業診断士事務所の特徴の一つでもあります。
STEP3. 経営改善施策の実行支援
事業調査を行い課題を明確にし、事業戦略を組み立てて進むべき方向性を明確にしても、それに則った各種の改善施策を実行できなければ、あまり意味はありません。
そこで効果的なのが、中小企業診断士による実行支援です。
実際に行動を計画し、それを実行し、結果をチェックし、さらに改善していくといったPDCAサイクルを中小企業が回していくことは、言葉でいうほど簡単ではありません。
今までと違うことを取り組む場合は、なおさらです。
最終的な実行が利益を生みだすことになるにもかかわらず、計画倒れになって実行が伴わないことはありませんか?
中小企業は大企業のように人材が豊富にそろっているわけではないので、日常業務に追われる比率も高くなります。
そのような中で、自社内のリソースだけを使って、新たな目標へ向かって進むための実行を継続的に行っていこうと思っても、途中で動きが止まってしまうことにもなりかねません。
上田中小企業診断士事務所は、各種企業の実行支援も実施してきているため、具体的な日々の活動を具体的に支援していくことにも長けています。
毎月の進捗を確認しながら、次月に何に取り組んでいくべきかを検討し、実行していくといった、毎月毎週のサイクルを上手く回していくためににも、中小企業診断士を有効に活用しましょう。
【中小企業診断士による実行支援事例①】
神奈川県の三浦エリアにある食品製造小売業の中小企業が、実行支援事例の1つ目です。
この神奈川県の中小企業では、売上・利益向上のための各種施策を計画し、実行していくための支援を、毎月2回実施しています。
社内の営業会議に同席し、そこでファシリテーターとして会議を進行しながら、社員の方々が意見を発する環境を作り出し、さまざまな角度で売上向上のための施策を検討し、実行策を練り上げています。
年間を四半期ごとの4期間に分けて、それぞれの期間ごとに何を実施していくべきかを計画しています。
またその期間が終了したら、きちんと振り返りを行い、次へ向けた改善点も洗い出し、常にステップアップできる環境を作り出しています。
【中小企業診断士による実行支援事例②】
神奈川県の横浜エリアにある生産用機械製造業の中小企業が、実行支援事例の2つ目です。
この神奈川県の中小企業では、営業力を強化して、さらに売り込みを推進できるための実行支援を、毎月2回実施しています。
営業計画の構築や、提案営業のための注力点の議論、ホームページ改定の視点、営業活動の管理など、営業強化に関わることを多岐にわたって支援企業の皆様と一緒に議論し創り上げています。
そして、経営者の管理能力の強化に関するサポートも行っています。
部下の皆さんの能力を最大限に引き出すために、どのようなツールや仕組みが必要なのか、といったことの検討を経営者の方と一緒に行い、会社全体としてのパフォーマンスを最大化できるように取り組んでいます。
【中小企業診断士による実行支援事例③】
神奈川県の湘南エリアにある蕎麦飲食業の中小企業が、実行支援事例の3つ目です。
この神奈川県の中小企業では、新規客獲得や既存顧客の頻度アップなど、売上向上のための各種施策の計画と実行を支援しています。
店頭改善、店内改善、メニュー改善、サービス改善、提供改善など、売上を上げていくための、直接的、間接的なさまざまな施策を検討し、実行し、結果を見て、さらに改善し、というサイクルを高スピードで回すことで効果を生み出しています。
改善策の実行を続けることで、実行支援を始めて6カ月で月の売上が1.5倍にまで上昇しています。
いかがでしたか?
中小企業診断士の活用は、中小企業の経営をより良くしていくために有効な武器となります。
今まで「中小企業診断士って何をやってくれるんだろう?」と思っていた経営者の方も、中小企業診断士の活用にぜひ一歩を踏み出して、経営をさらなる高みに進めていきましょう。
上田中小企業診断士事務所は、神奈川県はもちろん、東京都、埼玉県、千葉県など、首都圏の中小企業の皆様を徹底サポートいたします。
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